北へ…(3)

しあ

2016年08月27日 21:05

3日目  6月1日(水)

札幌から富良野へ向かう。


個人的にはこの旅行のハイライト、富良野でドラマ『北の国から』の思い出巡り!



雨の麓郷。

「ろくごう」とうい地名を聞いただけで泣けてくる!

ついに純と蛍と五郎さんのいた場所に来てしまった…



※キャンプの記事ではありませんのであしからず。


* * * * *





写真撮影はOKだけど、ネットへの投稿はやめてね…的な張り紙があったからあまり屋内の写真は載せられないけど、とにかく当時のセットがそのままの状態で保存されていて、懐かしさと嬉しさと、何とも言えない郷愁が漂ってきた。



 「電気がなかったら暮らせませんよッ!」

 「そんなことないですよ」

 「夜になったらどうするの!」

 「夜になったら眠るンです。」

あの有名なセリフはこの「最初の家」で交わされたんだな〜、、、


すっかり当時の思い出が蘇ってきて、返ってきてから『北の国から』全話を見返したのは言うまでもありません(笑)



* * * * *



富良野駅の近くにあるカレー屋『唯我独尊』で昼食。





チョット期待値が大きかったせいか、カレー自体は嫁さんの手作りの方が上手かったかな…
たぶん食べ慣れているせいだと思う。

ウインナーはワイルドな味で、北海道らしさが出ててよかったよ!

ちなみにカレーのルーはおかわりが自由で、食べかけの皿をカウンターまで持っていき

「ルー、ルルルー」と蛍がキタキツネの餌付けをする時の真似をすればお代わりをくれるという

まさに羞恥プレイ!

この羞恥プレイに耐えられる者だけがお代わりにありつけるという、ハードルの高いミッションであるwww


それにしてもアジア系の外国人が多いこと!

こんな店まで有名になっているなんて驚きです。


嫁のミッション3つ目クリア。



* * * * *



まだラベンダーの季節には早かったけど、美瑛に行く途中、『ファーム富田』に寄った。

ここもいしだあゆみと純たちが最後の別れをするロケ地だったし。



やっぱり咲いてないね。。。ちょっと恥ずかしいポーズの写真w



ラベンダーソフトクリームを食べて、嫁のミッション4つ目クリア。


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美瑛に移動してもまだ悪天候

青い空、白い雲、どこまでも続く緑の丘、、、そんなガイドブックみたいな景色を期待してたのに北海道らしさはまるで無し!


正直『美瑛』と言う地名、この旅行で初めて知った。

北海道ってどこもこういう景色が広がっているのかと思ってたから、

ことさら美瑛だけが美しい丘の土地だったってことは意外だった。

で、とりあえずガイドブックに載っている有名な『木』を、嫁のアホなポース3連チャンでお届けしますw

↓ケントメリーの木



↓マイルドセブンの丘



↓セブンスターの木



それぞれのポーズにどんな意味があるのかは本人に聞いてみないと分かりません。

個人的にはセブンスターの木の横にあるこっちの白樺並木の方が北海道らしくて気に入ったw





* * * * *



今夜の宿泊は美瑛から80kmほど離れた層雲峡に宿泊する予定。

クルマで約1時間半、ここまで走ると全然近く感じてしまう。






宿泊地は『層雲峡観光ホテル』。

はぁ〜、このホテル、思い出したくもないけど流れ的に一応記録しておこう。


まずは到着して玄関横でスーツケースを下ろそうと車を止めると、10人ぐらいの従業員が出迎えてくれた。

おっ、なかなかイイ感じのおもてなしじゃない?と思い、クルマを降りてトランクを空けると、

『駐車場はあちらです』と指を指される。

いやそんなことわかっとるワ! スーツケースを下ろすだけだから!

その場所はバスが団体客を下ろすエリアだったらしく、僕らのすぐ後で大きなバスがやってきた。
だから大勢のスタッフがお出迎えしていたのだ。

バスから降りてきたのは大量の中国人(か台湾人)だった。

気分を害されつつ、荷物を下ろし駐車場にクルマを停めた。

先にチェックインしにフロントへ行っていた嫁の方に近づくと、夕・朝食の時間と場所、風呂の説明などを受けている。

しかしその説明しているスタッフの顔を見ると、あさっての方を見ながら無表情でやる気なさそうに棒読みで説明している。

なにこのホテル?

その時から不穏な空気が漂っていた…



さっそく部屋に上がろうとしたが、同時に着いた中国人の団体がエレベーターを占拠していたので、彼らが行くまでロビーで待った。
(それは別にいいんだけど)w


あの中国人の団体が一斉に風呂へ行ったら飛んでもなく混雑するので、すぐに風呂に入った。

温泉自体は広かったから良いんだけど、お湯につかると湯の花だか垢だか分からないものがプカプカ浮いていてなんだか気持ち悪い。

たぶん湯の花だと思うけど、従業員のあの感じを見てしまうと温泉の手入れがどこまで行き届いているのか怪しくなってしまった。


夕食はレストランでのバイキング。でもこれもなんだか美味しく感じられない。

ボイルしたカニが山盛りになっていたんだけど、「これいつのカニ?」って感じがした。

これは単なるイメージで、本当はすべて新鮮な料理かも知れないんだけど、このホテル全体が醸し出す、何とも言えないドンヨリとした空気感がそう思わせてくる。


見た目も味もぜんぜんダメなんだけど、ここしか食べるところがないので無理して “美味しいんだ” と暗示をかけて食べた。

「食」ばかりは外国人も日本人も同じような感覚だったみたいで、あまりガツガツ食べている人を見かけなかった。
あんなに食に貪欲な中国人でさえも…


早々に食事を切り上げ、売店で富良野ワインを買って部屋飲みして寝た。



* * * * *


事件は翌朝起きた。


チェックイン時の説明で、朝食は6:30からです、と説明され、朝食券をもらっていた。


僕らはこの日、はるばる知床まで行かなくちゃならないから、朝一番で食事を済ませて早めにチェックアウトすることにしていた。

6:30きっかりにレストランへ行くと、扉が閉められて入れない。




おかしいと思いつつ朝食券を見ると、しっかり『6:30から』と書いてある。

待っても待っても扉は開かない。

6:45くらいまで待ったところでフロントへ行ってみた。

すると感じの悪いオッサンが対応。

「あの〜朝食は6:30からじゃないんですか?」

「朝食は7:30からですよ」

「えっ?! 朝食券には6:30って書いてあるよ!」

「あ〜、すいませんね。これが今日の朝食券です」と言って、7:30て書いてある朝食券をぶっきらぼうに渡してきた。


なんだよ!!

なんなんだよその対応は?

お前んとこのよそ見しながら説明していたアホなスタッフのせいでこっちは振り回されてんだよ!(怒)



呆れてしまい、もう朝食はいらないからチェックアウトしよう、と荷支度を済ませカウンターに行くと、またさっきの感じ悪いオッサン。

「チェックアウトします。」

「はい。(カシャカシャとキーボードを叩く音)」


支払う物はないのでこのままチェックアウトできるはず。


すると、「はい、ありがとございました〜〜」と、またしてもあさっての方を見ながら言ってきた!

あーーー! もうなんだコイツーーー!

なんなんだこのホテルーーーー!!!

その場で文句を言ってもメリットはないので、家に帰ってから予約した大手旅行代理店にさんざんこのホテルのクレームを書いてメールしてやったら後日、支店長が超低姿勢で詫びてきた。

別にあなたたちが悪いわけじゃないので、ホテル側にきちんと伝えてくださいな。

それがこんなホテルをツアーの選択肢に入れた責任ですから。


今までかなり色んなホテルや旅館に泊まってきたけど、人生ワースト1の違う意味で記憶に残るホテルだった。

ここまで読んでくれた方、荒い言い方で気分を害されたらスイマセン!

書いていたらあのムカツキを思い出してしまいました…


《つづく》


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