北へ…(1)

しあ

2016年08月26日 16:08





『1週間で北海道を横断するなんて、

   ほぼ移動だからやめた方がいいよ』


旅の計画を色々調べていると出てくる
そんな書き込みの数々…



本当にそうだろうか?



クルマを走らせて、

変わっていく景色を見ながら感じる大自然そのものが
北海道の魅力であり醍醐味。


ひとつのエリアに留まってあの雄大な景色を見ないなんて、そっちの方がもったいない、、、と僕は思った。


でもま、距離感が全く掴めないので、
実際に走ってみると、運転が好きな人じゃないとキツイ行程なのは確かかもね。



北海道横断の旅

○日程:2016年5月30日〜6月4日(5泊6日)
○行程:
    函館
    ↓
    余市
    ↓
    札幌
    ↓
    富良野/美瑛
    ↓
    層雲峡
    ↓
    知床
    ↓
    阿寒
    ↓
    釧路
○総走行距離:1423km !!




そもそも旅のきっかけは、日テレでやってる『旅猿』で、
東野と岡村とELTの持田香織が“知床半島ヒグマを見る旅”に行ったのを見てから。

そんなミーハーなきっかけだったけど、まるっと北海道を横断してみて色々体験できました。


それにしてもいっぱい走ったなぁ。。。



※キャンプの記事ではありませんのであしからず。


* * * * *



5月某日、出発予定日まであと1週間。

諸事情により、余裕を持った事前予約が出来ず、こんなギリギリのタイミングでの申込みになってしまった。

行きは北海道新幹線で新函館北斗まで行き、在来線を乗り継ぎ函館へ。そこからはレンタカーでひたすら走る。

帰りはタンチョウ釧路空港から空路にて帰宅する。

ざっとこんな日程。

途中の宿泊地は、函館、札幌、層雲峡、知床、阿寒の計5泊6日だ。

抑えておきたい観光地と、宿泊するホテル選びは嫁があらかたやっておいてくれた。


という条件を持って
いざ都内某大手旅行会社へ。


そこでいくつかの行程で予約できないものがあることが判明。

例えば行きの新幹線。

北海道新幹線といえども、仙台まではサラリーマンが出張で利用する東北新幹線の延長だ。
こんなギリギリではあまり自由に席を選んだり出来ないみたい。

ホテルも朝食が有名な函館のラビスタなんかは、もう数ヶ月前から予約しなくちゃ取れないらしい。

レンタカーも一番リーズナブルなVitz系のコンパクトカーで良かったのに、それも空きなし。

ワンランク上のカローラクラスになってしまって、満タン返ししなくちゃならなくなった。(Vitz系なら空タン返しが出来るプラン。)


とまぁ、いくつか予定と違うことがあったけど、何とか全ての予約を済ませることが出来た。

あとはいい天気を祈るのみ!


* * * * *




1日目  5月30日(月)

6:32東京発 はやぶさ1号。

車内は月曜の朝とあって仙台出張のサラリーマンでほぼ満席。

大きなスーツケースを持っている旅行者は僕らだけでハンパないアウェー感!

肩をすぼめながら東京駅の肉弁当を喰らう。



それにしてもやっぱり新幹線は速い。

iPhoneで速度を調べたら時速316kmで走ってた。

最高速度は時速331km!



そりゃぁ飛行機よりは時間かかるけど、ガイドブックなんか読みながら乗っていると案外とあっという間に着いた。

というわけで、、、



これが新函館北斗から函館へ移動する「はこだてライナー」。

めっちゃ天気良いです。

がしかし、次に青空を見るのはかなり先になるとは、この時に知るよしもなく…


* * * * *


函館市内に到着後すぐにレンタカーを借りる。

日産『ラティオ』

う〜〜ん、なぜにラティオなのかね?

確かにパンフレットにはカローラフィールダーと同クラスって書いてけどさ。。。

フィールダーがよかったよ…

セダンだからスーツケース2個積むのに苦労するし、
後ろのシート倒れないし、
リアの鍵穴にカギを刺さないとトランク空かないし、
パワーないし、
カッコ悪いし…(笑)

これから1500kmの行程が思いやられるぜ。はふぅ〜





まずは予定通り『五稜郭』へ向かう。

ぶっちゃけ観光地は嫁に任せっきりだったから、どこに何があるのかサッパリ分からない。

結局なんの施設だったのかよく分からなかったが、アジア人観光客が大勢来ていた。
この場所は彼らのココロに何か響くのだろうか?


終わりかけのツツジと藤の花が綺麗に咲いてました。









五稜郭のすぐそばにあるラーメン屋『あじさい』は30分くらいの行列。

塩ラーメンと餃子、そして念願の『ザンギ』をいただく。

塩ラーメンは普通の味。

餃子は大粒でとっても美味!

そしてザンギはスパイスをかけて、、、普通の鳥唐よりも大きくてもう腹いっぱいだぜ!





次に向かったのは『金森赤レンガ倉庫』。

外から見た感じはなかなか雰囲気あります。

屋内はよくあるお土産物屋さんの集まりであまり新鮮味は感じられず。







よくあるベイエリアのショッピングモールって感じですな。


* * * * *


本日の宿泊先は『函館国際ホテル』。

ラビスタが満室と分かった時、旅行会社で紹介してもらった。

ラビスタが「朝食の美味しいホテル 北海道1位」として勢いがあることに便乗して、同じような朝食バイキングを提供して密かに人気らしい。



で、肝心の朝食はと言うと、、、



スバラシイのひと言!

イクラを始め新鮮な魚貝が乗せ放題!の海鮮丼!!

冒頭のイクラ丼の写真もこちらの物。

朝からステーキもあるし、もちろん普通のホテル並みのバイキングは当たり前。

こんなに振る舞っちゃって、元は取れるんだろうか?と要らぬ心配をしたりして。


この朝食で嫁のミッション1つクリアw





夜、ホテル前のバス停から『函館山』の夜景を見に出掛ける。

下から山頂が見えないと言うことはその逆もまた然り、、、ということで期待せずに行ったら案の定この通り。
↓ ↓ ↓



笑うしかないほど真っ白。雲の中ですな。



本来ならこんな夜景が見えるそうな。



悔しいからポスターの写真を撮ってきてやったぜ!w

帰り道の5合目付近からなんとか見えたのでまぁ良しとしよう。




帰りのバスを少し早めに下車して、赤レンガ倉庫のエリア内にある居酒屋『きくよ食堂』で本日の夕食。



岩牡蠣をつまみに地酒の飲み比べをしながら、北海道初日の夜は更けていくのでした〜






《つづく》




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